屋根がえらいことなってます(1)プロローグ [2011/05/21] 

実はこのおうち。全体的にヤレてきてはいるのですが、もっともやばいのが屋根のようなのです。

写真のように漆喰がとれたり、瓦が抜け落ちていたり、割れていたり。
土が流れ出ているようなところもあるようです。

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これはイカンと、修繕を地元瓦店3社に見積もり依頼したのですが、
回答は「修繕では厳しいです。」といって、3社とも全葺き替えのお見積もりをお届けいただきました。
いやー、屋根の葺き替えってお金かかるんですねー。多少の誤差はありましたが、
見積もりはいずれも、おおむね400万円前後・・・
とてもじゃないけどそんなお金ポンとは出ません(泣)
う~ん。
宝くじが当たるまでは、自分でこつこつ延命修繕をしようと腹をくくりました。

腹をくくったのはいいのですが、作業するのは屋根の上。
てっぺん辺りから軒先までまんべんなくダメダメ状態なので、はっきり言って危険きわまりないです。
安全を確保しながらきっちり作業するには、素人の想像仕事では厳しいものがあります。
ここはひとつ、困ったときのお助けマン。木香房ゆらのもくもくさんに泣きついてみました。(イツモスミマセン)

「もしもし、○○です。お世話になってますっ。じつは、自分で屋根修繕をしたいのですが、
プロの職人さんに基本の技術指導をお願いしたいんですよー。
そんなめんどくさいこと引き受けてくれる職人さんいませんかねー?」

彼はこんな一銭にもならないありえないお願いにも、完璧に答えてくれるお助けマンなのです。(ホントスミマセン)

「去年引退したプロ中のプロで今はのんびり農業やってる人がいるんですが、聞いてみましょうか?」

おおお!なんてスバラシイ。最高の人材ではないですか。

「是非お願いします!」

と、晴れて師匠を得ることができたのです。


次回につづく

屋根がえらいことなってます(2)プロの指導編 [2011/06/18] 

屋根がえらいことなってます(1)プロローグ の続き

前回の翌週は用事でこっちに来ることができなくて、その翌週の6/5(日)に、
前回紹介いただいた職人さんが屋根を見に来てくれました。
「いやー、日役やったもんでー。おまたせっ」
百戦錬磨の職人さんですから、どんな怖い人がくるかなと内心不安もありましたが、
とっても気さくな方で、小気味よいテンポでポンポンポーンと指導いただきました。

とりあえず一緒に屋根に上がって一通り見てくれて、
真っ二つに割れている瓦を2枚発見し、交換してくれました。
そのときに手際を見せてくれて、その他の問題のありそうなところを、
補修する手順を説明してもらい、屋根を降りました。

教えてもらった要点をまとめると、
瓦にはサイズがあって、うちの瓦は3種類のサイズが使われている。
もっとも古い大屋根の瓦が一番小さく、次に下屋まわりが中くらい。
玄関の上のだけ最近葺き替えたようで、現在流通しているサイズの瓦らしい。
現行サイズ以外はもう手に入らないので、大きいサイズを切って作るか、
どこかその辺で解体している古い家を見つけたら、もらってくる等して調達するしかない。
どうしようもないときは、割れた瓦の下にトタンを敷いて対応するという手もある。
漆喰が外れて土が流れ出しているところは、練った土を詰め込んでから、漆喰を塗る。
コツはやや固めに練って、ツバメが巣を作るように下から順にちょっとずつ積み上げていく。
「コテが難しいときは手で行け!手が一番ええしごとするんや」
「時々コテにペッとつばつけたらええんや」
とか、いろいろ印象に残るチップスをたくさん教えてくれました。(笑)

「屋根から落ちんように、がんばりや」と言い残して、
漆喰20kg入り一袋を軽ダンプから下ろして、使い込んだコテをプレゼントしてくれ、
さっそうと帰って行きました。
「指導料なんかいらん。遊びに来ただけや。」って、師匠、かっこよすぎるぅ。。
立派な職人(もどき)になることが、恩返しだと、心に誓ったのでした。

さて。
まずは実態調査です。屋根に上がるには安全のために地下足袋が必要です。
早速近所の作業着系専門店に買いに行きます。
「屋根上がりよる職人は皆これやな。」と、お店のおねーさんおすすめの地下足袋を購入。



驚く安心感です。靴で上がったときあんなに怖かったのに、地下足袋を履くだけで恐怖感は半分以下に。
これなら、細心の注意をはらって作業すれば何とかなりそうです。

じっくり調べてみると、こんな事とか、



こんな事とか。



なかなかやりがいがある!と余裕をかましてられない手強さ満載です。
その分きれいに直せたときの喜びもひとしおでしょう!

いずれにしても、瓦の下の漆喰が外れて土が流れ出している部分に詰め込む土が必要です。
幸い、母屋の工事でいくつかの土壁を撤去したときに出た土を、
庭の片隅に山積みに投げ捨ててあるので、それをかき集めて練り直すことにしました。

たくらんだ訳ではないのですが、ちょ~どオカンが偵察に来ると言うことになったので、
「働かざる者食うべからず。」なんてもっともらしいゴタクをならべて、
せっせと集めてもらいました。(ラッキー!)
捨ててある土を少しずつ集めては混ざり込んだゴミや石を捨てて、
こつこつ集めること半日以上。セメント船(大)と(中)に満載と、砂袋3つほど集めてくれました。




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 番外編:今日のごはん
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今日は相方がいないので、一人飯です。
スーパーでとてもきれいな鳥肝を見つけたのでつい購入。
どうして食べようか考えた結果、
白ワインとハーブにつけ込んで、トマト缶で煮込みました。
うんまー。




次回につづく

屋根がえらいことなってます(3)瓦を切って作ってみました [2011/07/30] 

屋根がえらいことなってます(2)プロの指導編 の続き

前回の記事から一ヶ月半。こつこつと修繕し危機的な物は一通り修繕できました!
予備軍はまだまだたくさんあるので、時々チェックして修繕していこうとおもいます。
いくつか修理の内容を紹介すると、



一見、バリバリにヒビははいっていますが、
なんとか原型をとどめて機能していそうですが、
じつは・・・



完全に大穴状態で、雨は瓦の下の土が吸っています。
このように割れるのは、冬に瓦が凍結することによって内部の水分が膨張し小さなヒビが入る。
そして、ヒビに水分が入りその凍結でヒビが広がる。
最後には割れてしまうというような流れでおきてしまうようです。

土の下は、スギの皮で葺いてあるのですが、そのおかげで室内までは水は侵入していない状態です。
このスギの皮、大工さんに聞くと「トントン」っというものだそうで、
今はルーフィングという防水紙を使うそうです。
このルーフィングも大工さんは「トントン」って呼んでいたので、
「ところでどうしてトントンっていうの?」と聞いたところ、
昔の大工さんはエアーガンなど使わず、屋根に野地板を張ったら、
このスギの皮をひたすら釘で打ち付けていくので、
その作業中ずっと響く、釘を打つ音からそういう風に呼ぶようになったそうです。



ずれ止めにうってあるコーキングをカッターナイフで切り取って、
瓦を外します。トントンが見えてますね。

倉庫の横の路地に何枚か積んであった瓦の中で一番小さな瓦をあわせたのですが、
微妙に小さすぎるようです。



うーん、ってことは4種類サイズが混ざっているのかもしれません。。
早速一回り大きな瓦を現物あわせでケガいて、
サンダーにダイヤモンドカッター刃をつけて慎重に切っていきます。
ダイヤモンドで石等を切るときは粉が飛び散るのでゴーグルをつけるのと、
万が一のために溶接作業用のごっつい皮手袋をします。安全第一です。



ぴったり収まりました。ずれ止めにコーキングをうって、完成です!


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 番外編:今日のごはん
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本日はサンギョプサル(韓国料理)。青唐辛子は自家製です。
真ん中に置いてある空心菜炒め(パックブン・ファイデンというタイ料理)も自家製~。



違うタイプの修繕につづく

屋根がえらいことなってます(4)波の棟飾瓦 [2011/07/31] 

屋根がえらいことなってます(3)瓦を切って作ってみました の続き

大屋根の棟の両端に波をかたどった棟飾瓦がついています。
これは、火事から家を守るために水に関係する物をモチーフに飾られていたそうです。
シャチホコなどもそういう意味だそうです。
うちは、かなり古い物ではありますが、
なかなかかわいい波が守ってくれているようです。



この瓦、写真のように細い銅の番線で棟瓦に縛り付けてあるのですが、
大量にくくってあるように見えて、なんとつながっているのは細い1本でした!
危うく屋根から落ちて木っ端みじんになるところでした。
早速、今度は少し太めの新しい銅線できっちり縛りなおします。
大屋根の棟にまたがって、飾瓦を膝に挟んでの作業。
なかなかの恐怖感です。



裏返すとこのように番線を通す穴が空いています。
独特なからげ方があるのかもしれませんが、よくわからなかったので、
既設のものをよく観察して同様に縛り上げました。



ばっちり良い感じで設置できました。
我が家の火事を防ぐべくしっかり見守ってくださいね。


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 番外編:今日のごはん
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スーパーの舞鶴港朝網コーナーによく出る小ぶりの剣先イカ。
驚くほどおいしいのです。しかも激安。
今夜はナスとイカのパスタにしました。
アボガドサラダは基本のマヨ。粒こしょうたっぷりで!




今年の屋根修繕 [2012/06/23] 

以前、屋根というカテゴリーで詳しく書きましたが、
我が家の屋根はなかなかに年季が入っていて、
プロに見てもらうと口をそろえて「全葺き替えしないとムリ!」
とお墨付きをいただくほどのものなのです。

宝くじが当たるまでは、ねちねち修理して延命することを誓ったのですが、
当然毎年冬を越すと、凍害によって割れてしまう瓦が続出するわけです。

ひどい物は、瓦を加工して差し替え。
ヒビ程度はコーキングでふさいでしまいます。
これは毎年の定例作業になっているのですが、
今年はそれ以前に、去年の作業の甘さに対するリカバーからスタートです。

隅棟という屋根の角部分に積み上げた瓦のおしり部分です。
雨水が浸入しないように、
屋根しっくいでくるむようにカバーしてあるのですが、
昨年ここをやり直しました。
しかーし、漆喰の量をせこって薄く塗ったので、
一冬で崩壊してしまったのです(泣)



せんべいのようなペランペランの漆喰を取り除くと、
中の土も雨水にやられて崩れてしまっています。



隅棟の端っこの鬼瓦で押さえている部分も漆喰が崩壊し、
鬼瓦を吊っている銅線が緩んでお辞儀をしてしまっています。
こちらも併せて応急処置を。



まずは粘土をこね上げます。



崩れた粘土をこそぎ取って、
新たに詰め込んでいきます。
漆喰の足つきをよくするためにあえて表面はざらざらにしていますが、
相手が土なので効果あるかどうかは・・・



お辞儀をした鬼瓦は、
とりあえず、銅線で外側から補強します。
根本治療するためには、隅棟じたいをばらして積み直さなければいけません。
外から見えない位置なので、現時点はこれでOKとしました。



瓦の隙間に粘土を詰め込みます。
この後、鬼瓦の裏全体を襟巻き状に漆喰で塗り固めます。



さて、漆喰を練ります。
ここで、去年師匠から聞いた言葉を思い出しました。
「棟周りで漆喰がたくさんいるときは砂を混ぜるといいよ」
セメントも砂や石を混ぜた方が強度も増していくわけだし、
量を増やすと言うより、強度的にも増すのかもしれません。
今回は4割程度川砂を混ぜてみました。
ちょっとグレーな漆喰に練り上がりました、



下の方から塗り始めです。
この後もっと厚く塗っていきます。



できました。
前回は、漆喰をせこっていたのもあって、ぬるっと丸みのあるガウディのような(笑)仕上げでしたが、
今回は厚塗りなので角なんかつけて和風にしてみました。



なかなか、上手にできました。
今度こそは割れないことを期待しまーす。。

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 番外編:今日のごはん
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今週もブロッコリの脇目がたくさん出ていたので、
たらこソースでいただきました。
ん?右手前にあるのは?
ムカゴではありません!今シーズン初収穫のじゃがいも!!
のスプラウトです(笑)
丸ごとフライドポテトにしました。味はサイコー!
ニンニクも本日初収穫。
堀りたてニンニクの素揚げ。
うんま~。もうこれは栗ですな。




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 番外編:今日の写真
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今年の梅の収穫、完了しましたぁ~~~~。
紅白2本、ぎっしり花をつけた我が家の梅の木。
今年の果実はこれで全てです(驚)
何ででしょう?ミツバチがいなくなった??
来年からは人工授粉がひつようかなぁ。
謎です。。