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薪ラック作成(1) [2011/08/07] 

今年の2月頭に設置した薪ストーブ。
5月いっぱい位までは寒くて、結構焚いていました。
(といっても週末利用ですので、月8日程度)

初めての薪ストーブって事もあって、薪の確保が大丈夫か心配していましたが、
地元の林業家の方が薪をつくって売っていることをヤフオクで知り、
1立米(軽トラ1杯)譲っていただきました。
初シーズンの4ヶ月間はその薪3分の1位と、残しておいてもらった建築廃材と、
違いを知るためにホームセンターで時々購入した数束の薪でこなすことができました。

今年のシーズンは何月頃から始まるのか?
1シーズンでどの程度薪が必要なのか?
全く見えないままに、とりあえず山の敷地に生えているスギを数本間引いて割り、
井桁に積んでに干していました。



この成り行きでおいてある薪スペース。
それはそれで良かったのですが、
秋の良い季候までに何とかウッドデッキを完成させたいという野望がムクムクとわいてきたのです。
設置場所は当初からこの西側壁の左半分と決めていました。この薪を何とかせねばなりません!
そうしてついに薪ラックを作ることになったのです。

とりあえず、壁の右半分の左側に建築廃材が積まれています。
その右側のスペースに2m×2m程度のラックをつくってしまおうという作戦です。
ま、空いてるところへ移動させていくという、相変わらずの成り行き発想ですな。



この写真の上の方に写っているのですが、4m位の立派な柱材が梯子に引っ掛けてストックしてあります。
昔、建築時に余った建材でしょうか。切るのを躊躇してしまうようなごっつい柱です。
この柱を薪ラックの床になる部分に利用すれば、重さに負けることない立派な物になりそうです。
その他の材料は、今回お風呂・トイレを作ったときの余った建材を利用して組むことにします。

まずは柱になる部材の下の方に床材になる木がはめ込まれるようにキリカキます。



けがいた範囲を丸ノコの切れ込む深さを7mm程度に調整して、定規を使って何度も切り込みを入れます。
ノミでノコがひいた部分をきれいに取ると・・・







なかなかきれいに収まりました。
横からコーススレッドビスでがっちり止めます。
このように多少でもきりかいて組むと床の強度が高くなって、重い薪が大量に格納されても安心です。



この枠を二つ作って束石に乗せて横木をつないだら完成!
とか考えながら、本日はここまでです。

次回に続く。

薪ラック作成(2)タンパー自作編 [2011/08/12] 

薪ラック作成(1)の続き

先週きーよく枠を作成しましたが、できた枠をよろこんで写真を撮ったのが午前11時。
前回の写真を見るとわかりますが、設置予定の場所は午前11時の時点で全くの日陰。
その後確認したところ、夕方まで全体に日が当たる事はありませんでした(泣)
西向きの壁なのと、ヒサシがものすごーく長いのが原因なのでした。
うーん。これでは薪が乾燥する良い環境とはいえません。
急遽設置場所を変更するしかないでしょう。

条件としては、
・太陽が長時間がガッツリ当たること。
・庭の景観を損ねないこと。
・雪の積もった寒い冬、夜中に取りに行くこともあると思えば、母屋から遠くないこと。

結果、勝手口から庭に出たすぐのところがベストだろうと。
ところが、その場所には背丈が2m近くにもなる大きなアジサイが・・・
「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。」と、唱えながらチェーンソーでばっさり切ってしまいました。
「アジサイってこんなに堅いの~?」」って叫ぶほど切れなくって手こずりましたが、
無事切り株状態になりました。

空き地はできましたが、地ならしをして水平レベルを出さなければいけないのと、
軒下の犬走りに設置予定だったために想定していなかった、
しっかりした基礎と、雨よけの屋根を設置しなければいけません。

早速、ジュンテンドーにて、お買い物です。



透明ポリカの波板。これは運良くコメリが特売していました。
羽子板付き基礎石4つ。
ん?
もう一つ基礎石??

実は、このコンクリートの塊を使って、地面を突き固めるタンパー(タコ)なる物を自作しようというすんぽうです。
倉庫に転がっていた床の下地用コンパネの残りを刻んで、コンクリートがぴったり入る箱を作ります。



この箱に取っ手をつけるのですが、握っても手が痛くならないように、
角材の角をカンナで適当に削っておきます。



完成!
これで基礎石を置く地面をガンガン突き固めるわけです。



このタンパー、ホームセンターで購入すると、なんと、うん万円するとか。。。
家に転がっていた余り材料で作ったので、
基礎石300円位でできちゃいました!


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 番外編:今日のごはん
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スーパーで、今朝上がった台湾ガザミ発見。
火を入れる前はきれいなブルーのカニです。
割安ですが、ワタリと同じくらいうまいんですよ。
クリームソースのパスタにしておいしくいただきました!



次回に続く。

薪ラック作成(3)基礎設置編 [2011/08/13] 

薪ラック作成(2)タンパー自作編 の続き

昨日に続いて、本日は基礎石を設置します。
地面をだいたい水平にならして、基礎石を仮置きしてみます。



だいたい位置が決まったら、基礎石より一回り大きな穴を掘ります。
この穴の底に5cm位砂利を敷いてその上においた基礎石が半分弱程度埋まる深さを計算して掘ります。



以前ジュンテンドーで特売していた時にコンクリート用に買っておいたバラスを使います。



穴の底に5cmほど砂利を投入し、昨日作成したタンパーでガンガン突き固めます。



基礎石が4つとも設置できたら、反りのない木材を乗せて水平機で水平になるよう調整します。
石を足しては突き固め、石を取っては突き固めの繰り返しですが、
ここはおうちゃくせずに、きっちり水平を出しました。



基礎ができたので、先週作成したフレームを設置するのですが、
軒下設置から予定変更で屋外設置になったので、
屋根勾配をつけるために片方の高さを10cmほど切り落として組み直します。
奥行きが50cmなので2寸勾配になる計算です。
また、デッキに塗る予定で購入していたナフタデコール(防虫防腐着色ステイン)を塗ってラックの腐りを防ぎます。
このナフタデコール。友達の大工さんがキシラデコールは高いので、これで十分と教えてくれたもので、
なかなか良い感じで仕上がりました。



早速棟上げです(笑)
基礎石の羽子板とコーススレッド1本(あとで垂直が出てからガッチリ止めます)で止めて、
斜めにかけた木材に仮止めすることによって自立するようにしたところで、
本日は終了!




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 番外編:今日のごはん
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手羽先はダッチオーブンを使ってスモーク仕上げにしてみました。



次回に続く。

薪ラック作成(4)完成編 [2011/08/14] 

薪ラック作成(3)基礎設置編 の続き

昨日に続いて、本日は一気に完成を目指して作業を進めます。
写真を取り忘れましたが、水平機で柱の垂直を見ながら、横板をビス止めして行くと、
徐々に全体がしっかりしていきます。
時々水平機で垂直水平をみながらどんどんコーススレッドを打ち込んで行くことによって、
ガッチリしてきました。

枠ができあがったら、ポリカーボネイトの波板を打ち付けていきます。
透明ポリカを使うことにしたのは、太陽の光をできるだけ薪に当てたいという狙いですね。
ポリカは傘釘を打つのに下穴を開ける必要があるので、傘釘を打つ桁の間隔をスケールで計って、
マジックでけがき、波板の波5山おきに穴を開けていきます。
このとき2枚目以降は3山程度重ねて打ち付けていきますので、
それを考慮して下穴を開けていかないと後で痛い目に遭ってしまいます。
下穴を開け終わったら、どんどん打ち付けていきます。



いろいろ他の作業も並行で進めているもので、実は翌日の写真ですが、
両サイドに延長したポリカを支える桟木をつけたら、
ついに完成です!!
なかなか立派な薪ラックができました。
薪の長さにもよりますが、1.5立米前後は入る計算なのですが、どうでしょうか。。



その後、幅が1m80位あるので、半分ぐらいに分けた方が良いかなと思い、真ん中に仕切り柱をたてました。
さらに、前後左右のふれ強度を確保するために、筋交いを角4カ所と片方側面に入れました。




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 番外編:今日のごはん
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トマト、バジルは自家製。
あ、雑草のように生えてきて実をつけたゴーヤも自家製かな!?



ところが、薪ラック作りはこれでは終わらなかった。。

次回に続く。

薪ラック作成(5)2号機追加編 [2011/08/16] 

薪ラック作成(4)完成編 の続き

ついに完成した薪ラック。早速薪を移動、どんどん積み上げていきました。
作業が進むにつれ、いやな予感が押し寄せてきます。
ん?なんか元の薪が思ったより多いのか、薪ラックが意外と小さいのか、
みるみるいっぱいになって行くではないですか。。

結果、ぎっしり詰め込んでも全体の三分の二くらいしか入りませんでしたー(泣)
おかしいです。ラックの内寸で1800×1800×500(mm)。
50cmの薪を積めば1.62立米は入るはずです。
うーん。去年地元で購入した軽トラ1杯(1立米)の薪が大サービスで、1.5立米くらいあったのでしょうか?

いずれにしても入らない物は入らない!
しかも週末利用とはいえ、このラック1機では1シーズンの半分の薪があるかないかという感じですし、
迷うことなく2号機の作成に踏み切るしかありません。(勢いのあるうちに!)

せっかく2号機を作るのであれば、この薄っぺらくて背の高い1号機と連結して、
突風が吹いても安心な構造を実現して、一挙両得を狙いたいです。
結局1号機の横にL字型に2号機を設置し連結するのがベストと判断しましたが、
アジサイに次いで今度はバラくんが・・・
幸いバラくんはある程度根を掘り起こすことができたので、
別の場所に引っ越してもらいました。
枯れずに根付いてくれることを祈りつつ、作業を進めていきます。

すでに1号機作成時に作業工程は記録しましたので、ここは駆け足で。
地面を平行にならし、タンパーで突き固め、基礎石を仮置きし、だいたいの水平を出します。



基礎石を埋める場所に穴を掘って、砂利を5cmほど敷いて、タンパーで突き固め、
基礎石を埋めます。この時点で基礎石の水平は完璧に取っておきます。



枠を作って基礎に乗せます。
1号機は倉庫に残っていた建築残材で組みましたが、2号機はジュンテンドーで買ってきたツーバイ材(SPF)。
このときにわかったのですが、恐ろしいほどのアバレ(反る・ねじれる)です!!
材と材をつないでいってもエッシャーのだまし絵のように全く元の位置に戻ってきません。
仕方がないので、棒材を柱にビスで止めてテコの要領でねじれを戻しつつビスで止めるという荒技で、
何とか乗り切ります。



一通り形になりました。
実はここで作業終了。続きは来週という段取りだったので、
仮に火打ち梁的な木(無塗装の木)を打ち付けて万が一の突風に備えておきます。



翌週8/20作業の続き
2号機は材料がSPF。弱々しい柔らかい木なので、床の耐重量性能が全然だめだろうということで、
真ん中にブロックの半割で基礎を埋め込んで束柱を立てます。
ついでに、上下半分ぐらいの位置に棚を作って全体の剛性を高める作戦に出ました。

棚になる材料を取りつけるキリカキを作ります。
丸ノコを深さ7mm程度に調整して何度も引きます。横向きなので、けがをしないように細心の注意が必要です。



ノミできれいにノコ目を削り取ります。



完成!
屋根を張って、火打ち梁も小口を斜めにカットして塗装し取りつけました。
現物あわせで角度をケガいて、丸鋸用角度切り定規をあてながら丁寧に切っておきます。
切った小口の角をそれぞれラックの角になる部分にあてがうことによって、
荷重がかかっても十分な強度が期待できます。
揺すってもびくともしない頑丈な物になりました。



残りの薪を全部積み込んで、空きはのこり半分。
う~ん、もう1機いるのかなぁ。。
とりあえず今回はこれで終了ー!!





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 番外編:今日のごはん
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囲炉裏を切ろうと考えているのですが、まだまだ先になりそう。
今夜は七輪を持ち込んでいろいろ焼きながらいただくことに。
サンマに火がついた~ってショットです。